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ミーガ Miiga 

(チョイジャブ ミャグマルスレンChoijav Myagmarsuren)

しなやかな感性を音に出来るひと  井上 鑑

音楽で物語を紡ぐことの出来るひとは、実はそう多くは無い。
技巧が優れているとか、親しみやすいとかいう価値観、
それだけで音楽を語るならば卓越した演奏家で世間はあふれかえるのだが、
それだけでは無いことを聴き手はみんな知っている。

モーツァルトもベートーベンも即興演奏の神童だった事を思い出そう。
耳で聞いて感じとったことを自分の楽器で表現することが出来るひとだったのだ。
そのことが物語を紡ぐための大地であるならば、
モンゴルの大地、地平線まで続く草原は
ミーガさんに全てを与えたにちがいない。
何億人も地上に居るであろうギタリストの中にも、
ミーガさんのように音に音で答えて会話出来るひとと、
そうではない人達が居る。

独特の条件のある箏という楽器で、
しかも爪を使わず指で奏でるモンゴル箏を操る美女が物語を紡ぐ。
その物語は草原の風のように自由に行き先を選び取りながら、
しかも旅立った原点を失うことが無い。

ミーガさんのもとには、これから数多くの名曲が集まってくることだろう。
それらの曲達はミーガさんによって語られることを願っているのだから。

ミーガ Miiga(チョイジャブ ミャグマルスレンChoijav Myagmarsuren)

モンゴル・ウランバートル出身。9歳からモンゴル琴(ヤタガ)を始め、モンゴルで著名な琴奏者マグナイスレン及びツォルモン氏に師事。1992年、モンゴル国立音楽舞踊カレッジ・民族音楽学部に入学し、琴を専攻。1996年、モンゴル国立馬頭琴交響楽団に入団。世界各地でコンサートを行うほか、映画、ドラマ音楽の制作等にも携わる。 2000年、来日。松戸国際学院日本語学校留学。02年、東京商科学院専門学校入学。 2004年、日本での音楽活動を開始。馬頭琴奏者バトエルデネとの全国ツアーに参加。05年、作曲家遠藤実記念コンサートに参加。10年、NHK正月のラジオ番組にて三味線奏者の上妻宏光と共演。11 年、モンゴル国民芸術家・国家賞受賞作曲家、ジャンツァンノロブ(モンゴルのメロディ)のコンサート出演。12年6月、二胡奏者ムンフツェツェグと共演の『絆』CDリリース。 2014年よりアサル国際馬頭琴アンサンブルの琴奏者として活動。15年5月、モンゴル国より文化功労者章受章。15年よりモンゴル民族楽器グループ『イフタタラガ』の琴奏者として活動。6月、仙台、東北地方の震災復興支援コンサートに参加。16年、『イフタタラガ』CDリリース。サントリーホールで記念コンサート。その後、全国ツアー。6 月、中国琴奏者・姜小青 (ジャン・シャオチン)、台湾琴奏者・徐惠綺(シュイ・ホイチー)とのコンサート開催。

2017年9月、ソロンゴLive(六本木・クラップス)に参加、11 月、長野県佐久平交流センターでの日本・モンゴル外交関係樹立45周年記念コンサートに出演。ソロンゴLive(18年2月/荻窪・ルースター、 18年10月/代官山・晴れたら空に豆まいて)に参加。、19年5月、姜小青とデュオ・コンサート(大田区矢口・延命寺)。11月、CD発売を記念し、ミーガ・ライヴ(代官山・晴れたら空に豆まいて)。

《モンゴル琴―ヤタガについて》 モンゴル琴は2000年前から使われており、歴史的には32種類の琴があるとされているが、現在は5弦、13弦、18弦、21弦の琴が使用される。ステージではもっぱら21弦の琴を使用。モンゴル琴は琴爪(ことづめ)をつけずに、指で直接弦を弾いて音を出すのが特徴。調弦は半音を含まない明るい調子の五音音階が基本であり、21弦ではD~Dの4オクターブの音域をもつ。西洋式五線譜で演奏する。


ミーガ

[ウルスガル]

流砂の国の子どもたち

Miiga|Ursgal

1)そして光がわたしをつつむ (井上 鑑・曲)
2)陽炎が語るもの (ミーガ・曲)
3)ウルスガル―流砂の国の子どもたち (ミーガ・曲)
4)チランジア-草の舞の主題による (石川 潤/井上 鑑・曲)
5)心のともしび (オトゴンフー・ソロンゴ・曲)
6)千年の目ざめ (ミーガ・曲)
7)Water Lillly Song (井上 鑑・曲)
8)Bodol (想い) (アヨーシ・バトエルデネ・曲)

ミーガ(ヤタガ=モンゴル琴)
井上 鑑(プロデュース、キイボード、ピアノ)

3,4  w/山本拓夫 (WW)
4,6  w/山木秀夫 (Dr., Per.)
8 ミーガ(ヤタガ)& 姜小青(中国古箏)

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